中学受験、大学受験、塾、予備校、合格への使い方、勉強法。 開成中学、東大、国立大学、医学部。予備校と塾の講師が伝える受験産業の使い方

一橋大学・卒。サピックス、駿台予備学校、医学部専門予備校、などでの講師歴、またプロ家庭教師としての指導歴があります。医学部受験、中学受験、大学受験についていろいろ書いていきます。

筑駒、開成、灘から旧帝大の医学部への合格談が「そうかあ?」になる理由

近年、東大、旧帝大や国立大学の医学部の受験に対する関心が高めです。一般の雑誌に、筑駒、灘、開成の出身で、東大、旧帝大や国立大学の医学部への合格者の話が載ったりします。しかし、「不正確」な記事もあります。それも残念ながら「かなり不正確」な記事もあります。
なぜそうなるのか?書いた人が、筑駒、灘、開成、麻布の出身者でない。または、書いた人が筑駒、灘、開成、麻布の生徒の受験指導をしたことがない人。
書いた人が東大や旧帝大の医学部や国立大学(の医学部)を受けていない。書いた人がそういう受験生を教えている人ではない。受験関連の世界の「外部の」人だから。
こうして、受験記事が半ばウソになってしまったりします。
これはとくに灘、筑駒などの中学に受かった話に関して、残念ながらよく発生します。「聞いた相手」が受験生、その親御さんだったとしても、全部など言いません。
言うと常識的な人(普通の人、レベルの低い人)からどう思われるか心配な感じの話、そういうことは言いません。
また、筑駒、灘、開成、麻布などから東大や旧帝大や国立大学の医学部に合格した人の場合もそうです。
常識から考えるとちょっと驚くようなことでも、今度は学校内部、または「そのレベル」では当たり前なので、言わない。こうなってきます。
その結果、最上位一貫校から東大や旧帝大や国立大学の医学部に合格した人についての記事が「かなり不正確」に(ウソに近く)なってしまうのです。記事を書いた人が、(1)最上位一貫校の出身者でない。(2)東大などの最上位の国立大学の出身者でない。(3)最上位一貫校の生徒、最上位の国立大学の志望者を指導したことがない。こうだと、その受験生の情報全体をとることはできません。そして、記事が「かなり不正確」になってしまいます。例えば一時期「リビング勉強法」というような記事がわりとよく載っていました。また、親は勉強のことをほとんどなにもいわずに、子が筑駒中学や開成中学に受かったというような話しも載ったりします。私は100人の単位で筑駒中学、開成中学の志望者を家庭教師として担当してきましたが、そういう親御さん(「リビング勉強法」「勉強のことは親は何も言わず、筑駒、開成、合格」)は100組前後の中に「いません」。また旧帝大や上位の国立大学の医学部への合格者に関しては、「高いレベルのことをやっていたら、最終的には受かった」「予備校にとにかくついていった」というような話しも出ます。しかし、私は、1000人前後の医学部志望者に関わってきましたが、そういう人は少数派です。*ks228記す。

一橋大学・卒。サピックス駿台予備学校、医学部専門予備校などでの講師歴あり。(プロ家庭教師)

↓筑駒、開成の子たちの感覚、予備校の選び方、使い方。*太字のタイトルをクリック

ks228.hatenablog.com

↓医学部だ、というのは分かりますが(苦笑)*太字のタイトルをクリック

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